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「信頼」を基軸に展開する、
野村不動産の再開発事業。
新しい街を生み出すために、
自ら発信し、具現化していく。

開発企画本部
プロジェクト開発三部
江浦 智昭 | 2015年入社

PROFILE

大学卒業後、市街地の整備や賃貸住宅の供給・管理を担う公的企業に入社。退職するまでの約15年間、大規模複合開発や市街地再開発事業の戦略立案、計画検討、行政協議、地権者合意形成を担当するなど、複数のプロジェクトを手掛けてきた。野村不動産入社後も、前職のキャリアを活かして、市街地再開発事業に参画し事業を推進。現在、課長としてマネジメントを担う一方、一部プレーヤーとしても業務に携わっている。

※所属部署はインタビュー取材当時のものになります。

Q1

前職に就いた理由と、転職を考えた理由を教えてください。

学生時代は、新しい賑わいや生活を生み出す再開発の仕事に携わりたいと思い、都市政策を学ぶため、社会学を専攻。当時、就活ではデベロッパーやゼネコン数社から内定をいただきましたが、再開発事業を手掛ける公的企業を就職先に選んだのは、大規模な再開発を支える日本の街づくりに不可欠な仕事だと思ったからです。事実、希望通りの仕事に就いて15年間、やりがいも実感し仕事に誇りも持っていました。ただ、公的企業を取り巻く状況の変化や時代の経過にともなって、再開発等の開発部門はB to Bの色彩が強くなり、民間企業が展開する再開発事業のように、B to Bに加えてB to Cのビジネスにも携わりたいと考えるようになったんです。直接、事業を行う環境に身を置くことで、新たなキャリアの形成や自身の成長、新しい仕事のやりがいに出会えるとも考えました。野村不動産については、誠実で真面目な社風、最後までやり抜く粘り強さを持った社員が多いなど、好印象を持っていました。入社を決めた直接的なきっかけは、ある地区で再開発事業の立ち上げを担当していたとき、野村不動産と一緒に仕事をしたことです。コミュニケーションをとる中で、街づくりに対する価値観が自分と近いと感じました。その後、役員と会う機会があり、「再開発事業で最も重視するのは信頼。参画した再開発で良い仕事をすることで信頼され、次の仕事に繋がると思っています」とお話しいただき、自分の価値観と合致していると確信したことが入社の決め手になりました。

Q2

再開発事業における「信頼」とは具体的にどのようなものですか?

再開発事業に参画するカタチのひとつに事業コンペがあります。競合と提案内容や価格で競い合い参画するものですね。それとは別に、それまでの事業を高く評価いただき、新たな再開発事業へ展開していくケースもあります。つまり、再開発を検討しているエリアから声がかかるというもの。それはつまり、良い仕事したことで信頼が得られた証です。私自身、そのような「信頼」を軸にした再開発事業を重視していたことから、野村不動産と価値観が一致したと感じました。また私の入社当時、再開発事業を収益の柱に成長させて行こうという機運があり、自分もその一員として力を発揮したいと思いました。また野村不動産には、他のデベロッパー以上にものづくりへのこだわりも感じていました。エンドユーザーへ直接ものを供給するという責任と自覚があり、それが高い品質の建物を生み出し信頼を獲得していることも、入社を決めた理由の一つです。

Q3

入社後の仕事内容と前職との違いを教えてください。

大規模複合開発や市街地再開発事業への参画検討、計画立案、行政協議、地権者合意形成、事業推進業務等を担当しています。具体的に私は現在、都内を中心に、関東圏、東海圏の4地区の事業推進のほか、新規参画案件を複数担当。立場上、マネジメントが中心になりますが、国家戦略特区や都市再生特区の活用を前提とした東京都心部の案件では、これまでの知見を活かしてプレーヤーとしても業務に携わっています。この再開発は、オフィスやホテル、商業施設等からなる、約200mの複合ビルを2棟建設するビッグプロジェクトです。再開発エリア内だけではなく、広い視野で、駅や街が一体となり、永続的な発展を目指すプロジェクトであり、責任は大きいと感じています。
仕事自体は前職でのキャリアをそのまま活かせる業務だと言えますね。再開発事業は関係者が多く、その合意形成がプロジェクト推進の要になります。特に権利者一人ひとりの立場に立ち、意見に耳を傾け、ご理解いただくことが極めて重要な点は、民間企業でも前職の公的企業でも変わりはありません。ただ、仕事の進め方は大きく変わったと思います。民間組織であることで、自分の考えややりたいこと、やるべきことを自由に発信し、その具現化に向けて取り組める環境にあります。さらに当社の特徴として、裁量を与え仕事を任せる風土がある。前職以上に、自分の中のポテンシャルを発揮して仕事を進めている実感があります。

Q4

再開発事業という仕事のやりがいを教えてください。

再開発事業は、よく「成果が見えにくい」と言われますが、私の認識はまったく逆です。確かに再開発事業は公的な資金を活用する事業であり、かつ権利者様の資産を健全に保全する必要があるため、法律で手続きが定められていて、完了まで10年以上の時間がかかることも少なくありません。しかし実際は、最終的な大きな成果を実現するために、「小さな成果」の積み重ねが必要なんです。この小さな成果は、日々の仕事の結果がすぐに見える。たとえば、地権者の方に理解を得られた、行政の担当者が納得してくれたなど、小さな成果を積み重ねていくことで、その先にある大きな成果、つまり、街を再生させるという大きな社会的影響力を生み出すことができる。その小さな成果を生み出すことが、日々のやりがいにつながっています。

Q5

今後のキャリアビジョンを教えてください。

まずは、マネジメントの立場で取り組んでいる再開発事業を確実に推進すること、プレーヤーとして関与している都心部の再開発を軌道に乗せることが第一です。この都心部の案件では、権利者様の合意形成はもちろん、国家戦略特区および都市再生特区が決定されるための各方面との協議も重要です。特区指定になることで規制緩和や手続きの迅速化はもちろん、街の皆様の期待感も高まります。こうした大きなプロジェクトは厳しい側面もありますが、その影響の大きさも含めて、やりがいも大きな仕事ですね。
将来的には国家的なビッグプロジェクトに携わってみたいという気持ちはあります。一方で、日本はすでに人口減少社会であり、かつてのような高度経済成長が望めない現代において、果たして、スクラップアンドビルドで大きな建物をつくり収益を確保するという、従来のビジネスモデルが持続可能かどうか。リノベーションやリペアなどスクラップしない街づくりへの社会的ニーズは確実に存在していますし、そういった街づくりへのデベロッパーの関わり方も検討していきたい。それは、街の持続的成長・発展のための重要な要素の一つと考えています。

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